グスタヴとは、ウェス・アンダーソン監督の代表作であり、ヴァン・デュイセンが最も好きな映画のひとつである「グランド・ブダペスト・ホテル」で描かれた、ズブロフカ共和国という架空の国にある山奥のリゾートの名物コンシェルジュ、ムッシュー・グスタヴ・Hにちなんで名づけられました。

グスタヴは、小さなサイズにもかかわらず、LEDとレンズの独創的な組み合わせで光を1メートルにも及ぶ広い面に拡散させます。レストラン向けに特別に考案されたもので、優れた快適性、グレアレス、均質な配光、照度という点での高いパフォーマンスを発揮します。光はランプの頭部から「斜め」に降り注ぎ、360度全方位に広がります。考え抜かれたレンズの配置とローレット加工により、光を斜めに照射し、消費電力を最小限に抑えながら効果を最大化します。

Vincent Van Duysen, 2022

Vincent Van Duysenは、1962年にベルギーのロケレンで生まれ、ゲントのThe Higher Institute of Architecture Sint-Lucasで建築学の学位を取得しました。1986年から1987年、ソットサス・アソシアティ(ミラノ)に在籍後、1990年ベルギー・アントワープに自身のスタジオVincent Van Duysen Architectsを設立しました。初期の住宅プロジェクトは、インテリアの融合により空間構造を強化する方法で知られおり、2000年に完成した初めての大規模プロジェクト「The Concordia Office」で、建築家としての評判は確固たるものとなりました。本質主義と深みを携えた建築とインテリアが、Vincent Van Duysenの作品の特徴です。現代の言語と素材に対する直感を組み合わせることができる稀有な建築家といえるでしょう。2016年9月、第25回Silver Edition of Biennale Interieurand awarded のDesigner of the Year と the Flemish Culture Prize for Design 2015を受賞。パリ、ニューヨーク、ロサンジェルス、ミラノ、ベイルートとリヤドのオフィスビル、ローマや東京のハイエンドの商業施設、そしてベルギーでは数多くのプロジェクトや重要な国際プロジェクトを展開しています。

モダンインテリア照明において傑出したブランド　FLOS

1962年、イタリアを代表する建築家でありデザイナーでもあるカスティリオーニ兄弟が中心となり創設されたFLOS社。Achille and Pier Giacomo Castiglioni, Tobia Scarpa, Philippe Starck, Antonio Citterio, Piero Lissoni, Marcel Wanders, Konstantin Grcic, Jasper Morrison, Patricia Urquiola, Ron Gilad, Ronan and Erwan Bouroullec, Michael Anastassiades, Vincent Van Duysen, Edward Barber & Jay Osgerby,Formafantasmaなどデザイン史に残る著名なデザイナーによるアイコニックな照明器具を数多く展開。世界 90 カ国以上で愛用され、数々の国際的な賞を受賞。多くの器具がデザイン・品質ともに高く評価され、世界の主要な美術館やデザインミュージアムのパーマネントコレクションに選ばれています。

当店はFLOS正規販売店です。>>