フランスのデザイナー、ロナン&エルワン・ブルレックが手掛けた「LUCE ORIZONTALE（ルーチェ オリゾンターレ）」は鋳造ガラスのパーツで光を反射させるという珍しい効果を利用した、最高級かつ最先端のオブジェです。ガラスを型に流し込み、一つひとつ手作業で作られるシリンダーは職人の動きがもたらした痕跡をとどめ、それぞれまったく同じものがない、個性的な作品に仕上がっています。ロナン&エルワン・ブルレックは「これは工業技術によって作られたガラスではなく、アルミニウムの押出材に挿入してつくられた、常に変化する素材です。私たちが実現したかったのは、精密でありながら、流動的でいきいきとした魅力を備えたものでした」と説明しています。

「LUCE ORIZONTALE」はモジュール式で、8本、10本、または12本の鋳造ガラスのシリンダーを吊るし、連結することで、長さの異なる構造を作り上げています。ガラスのシリンダーは、ランプを支える軸となる一次研磨されたアルミニウムのバーに通してあります。光源となる、上向きに光を発するLEDと下向きに光を発するLEDのラインは、バーの中に挿入されています。DaliシステムおよびPush Dimシステムと互換性のあるタッチ式の調光スイッチは、バーの片方の端に配置されています。

「LUCE ORIZONTALE」は、1.5m超から2.5m近くまで様々なサイズがあり、個人宅や会議室に置かれた長方形のテーブルを照らすために設計されています。平行に並べると彫刻作品のような存在感を放ち、ホテルやレストラン、オフィス、美術館など、広いパブリックスペースにも最適です。

Ronan & Erwan Bouroullec, 2022

兄 Ronan(1971年生)と、弟 Erwan(1976年生)の兄弟デザインンユニット。フランス・パリに活動の拠点を置いています。1997年パリのSalon du Meubleで「Disintegrated Kitchen」を発表の際、Giulio Cappellini氏に見出される。2000年には、三宅一生のA-POCパリ店の空間デザインを手がけています。プロダクトデザインの他、店舗デザインも手掛け、世界各国の展示会で作品を発表。今日までに、Vitra、Kvadrat、Magis、 Kartell、Established and Sons、Ligne Roset、Axor、Alessi、Issey Miyake、Cappellini、最近ではFLOSやMattiazziなど多数のメーカーのプロジェクトに関わっています。2002年にSalon du Meubleにてdesignersof the Yearを受賞のほか、2009年にはVitra社より発表したvegetal chairがICFF awardを、2011年はMaison & Objetのdesigners of the Yearを受賞。

モダンインテリア照明において傑出したブランド　FLOS

当店はFLOS正規販売店です。>>